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数のはじまり

世の中が物騒なようなので、素数を読んで落ち着く代わりに。

「達人に訊け!」と言う本の中から、数学者の藤原正彦さんとビートたけしさんの対談を久しぶりに読んだ。

藤原さんとの対談で、ざっくり思い出すこと。
・数学は美しい。
・数学は情緒でする。
・今は証明できなくても、美しい数式は残ると思う。
・公式の暗記と、数学的な思考とは別。
・頭がいいわけじゃないのに、頭がよく見える。

とても面白い!
そもそも数学ってなんなんだと思う。
いわゆる文系の僕なりに、数の始まりについて考えてみた。

数のはじまり

0
始めに0があった。
0は何もないから、0は自分が0だと気づかない。
だから、0はないのと同じだった。

1
そこに、1が一つ誕生する。
あるのは、1と0だけだった。
例えば、1が人だとする。
人は何もないところにいた。
だから、その人には自分というものがわからなかった。
0と1は、ないのと同じだった。

2
1がもう一つ誕生する。
もう一つの1も人だとする。
人と人はお互いを見て、初めて自分がある事を知った。
存在を感じ、そこに人と人の間が生まれた。
間がある事で、人間が生まれ、2が生まれた。
それから、0がある事を知った。

なんだか神話みたい。

本当かどうかは知らないけど、数学の世界で1+1=2を証明するのは大変だそう。
僕は、数の始まりは、0と1でなくて、1+1=2にあるんじゃないかと思う。

感じる事の始まり。
無と有では感じられなくて、有と有で初めて感じることができて、無を思う事もできる。
1+1=2の証明は数学の世界の問題ではなくて、言葉の世界、神話みたいなものでいいんじゃないかなぁ。
まず感じることがあって、それを言葉にして、それから数が始まる。

「数学は感じることから始まる」と言う事で、
「1+1=2」の証明と、「数学は美しい。情緒でする。」と言うことの証明を同時にした気になる。
暖かい数学。笑

勝手に大発見した気になって、おわり。