絵具遊びの会の話

絵具遊びの会を、なんとなく始まって4週連続でやってみました。
個人で継続するのはすごく大変で、ぐったり疲れました。
写真見てたら楽しそうなので、またやると思うけど一先ずおしまいです。

絵具遊びは、ロクの家じゃないとできないなんて事はないです。
準備すれば家でも公園でもできるし、公共施設としてあってもいいと思うくらいです。
いつでも絵の具をジャバジャバにしてもいいところ。
子供が先生。

大人のする事は、
・技術を教えるのではなくて、どんどんやるように言う。
・なるべく周りの人やモノに飛び散っても困らない状況を用意する。
(幼児用の大容量の絵具と、ブルーシートや農業用ビニールが便利)

これまで、時々みんなで絵を描くイベントをやってきました。
ムーブメント教育・療法の一環で2回参加、その後自分で企画して日本で4回、ドイツで4回、リトアニアで2回。
それぞれの絵を描くものや、10mの大きな絵をみんなで描くものなど。
毎回20人くらいはいたので、少なくとも200人の様子は見ています。
大人がいいね!って言うとどんどん描ける。
暗くても、めちゃめちゃでも描いたことが偉い!尊い!
子供に教えることよりも、僕がやってみた限りでは大人に教えることの方が多そうです。
技術とかはその後!

「この色ここに塗っていい?」は「僕の絵は自由じゃない」で、「僕の命は自由じゃない」に聞こえます。
若者の自殺率世界一位という事は、将来彼らが追い詰められていく可能性が世界一高い国で子育てをするという事。
この愛情たっぷりの子たちが、悲しい未来を辿るかもしれないなんて嫌で嫌でならない。
「そんなこと聞きたくもない!ネガティブなこと言うな!」と言われそうですが、そうならないように行動するのはすごくポジティブだと思います。
悪くも恥ずかしくもない。

今回特に気になったのは、子供がやたらと絵具の水を面白がっている事。
ただの水ではなくて、色水。
紙や床、手や足に残る。
自分の生きた痕跡を残す、確認作業の一つなのかなと考えてみました。
いろんなものを齧ったり、投げて壊したりするのと同じで、何かの確認なのかなと。
一度でも思いっきりやっていたら、30年後に体が覚えているような事なのかもしれない。
ただの絵具遊びからの妄想に過ぎませんが、どうか元気に育って欲しい。

子供を生む、育てる。
ほんと、超すごい事だと思う。
子育てでお疲れの方、めちゃくちゃすごい事しているので僕は大尊敬しています。
来てくれた方々、ありがとうございました。

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